くさりと言えば、尾道では知らない者はいない。
瑠璃山(浄土寺山)にある
「壱番鎖」「弐番鎖」「参番鎖」の事だ。
でも、登ったことのない人が殆どだろうと思う。

この「くさり」は、四国石鎚山に参詣できない人々のために
石鎚山修験道の縮小版として、修験者の修行の場を
海龍寺の裏山に設けたものだ。
この「くさり」、
戦時中には危ういことになっていた。
「壱番鎖」は、
もともと海龍寺本堂の右手の岩山にあったのだが
戦時中に軍需品を造るため、
物資供出を迫られて外されてしまった。
お寺の鐘まで供出したのだから、それもうなずける話だ。
搬出が大変だったのだろうか?
「弐番鎖」「参番鎖」は難を免れたようだった。

しかし、終戦後になって信仰の厚かった
向島紡績の社長さんの
寄進により、「壱番鎖」が現在の場所に復された。

お陰で、今も日常的に沢山の子供や若者の楽しめる場になっている。
「参番鎖」から眺める尾道は絶景。
未来永劫「くさり」が残りますように・・・。
!!「戦争最優先」の日本はもう真っ平だ!!